スタビライゼーションで歪みのないスイング軸を維持する

 

スタビライゼーションの必要性

 

では、ここからは3ステップのうちの2ステップ目となる、
スタビライゼーションについて解説していきます。

スタビライゼーションとは、『安定性』を意味し、
ステップ1で整えた姿勢や骨格の歪みを維持、安定させるための
トレーニング、エクササイズを進めてまいります。

なぜなら、ステップ1で姿勢や骨格の歪みを整えたとしても、
それらの歪みを作り出している根本的な要因である、
生活環境が改善されていないため、

私たちの身体は元の歪みのある
姿勢、骨格に戻りやすくなっています。

しかしながら、歪みの元となっている
生活環境を変えることができなくても、

このスタビライゼーションのエクササイズで身体を再教育することで、

このような生活環境の下であっても、
『姿勢や骨格を歪みにくくする』ことが可能となります。

つまり、今の生活環境であっても
歪みの少ない身体の状態を維持させることで、

ゴルフスイングにおいて
高いパフォーマンスを発揮させやすくなるという訳です。

ぜひ、ステップ2のスタビライゼーションもしっかりと理解して、
今後のゴルフライフの向上につなげてみて下さい。

 

スタビライゼーションの解説

 

体幹部分の関節の安定化を目指すうえで、
お腹を凹ませる筋肉がポイントとなります。

お腹を凹ませる筋肉のことを腹横筋といって
腰痛のリハビリテーションで
これを鍛えない理学療法士はいない程、重要な筋肉です。

この腹横筋を鍛えるエクササイズを行うと
ほぼ自動的に骨盤底筋群、横隔膜、多裂筋といった
他の体幹のインナーマッスルが鍛えられます。

これらの筋群はセットでインナーユニットと言います。

重要なことは、骨格に歪みがある
これらの筋肉が上手く働かない
ということです。

ゴルフは一方向性のスイング系スポーツですので、
身体の動かし方だけでなく、実際に身体が一方向性に偏ります。

これを予防するためにも
ステップ1のリアライメントで先に骨盤の歪みを整え、
対称性を保ったまま、インナーユニットを鍛える必要があります。

このことからも、アウターマッスルよりも
優先的にインナーマッスルを鍛えることが重要となります。

 

次にアウターマッスルとしては
腹斜筋や広背筋という身体を回旋させる筋肉が重要です。

そして、腹斜筋に対して内転筋、
広背筋に対して大殿筋、脊柱起立筋に対してハムストリングスと
いう筋肉が
それぞれ協調的に働きます。

これらをアウターユニットと言います。
いずれも骨盤の関節をまたぐように連動して働き、
骨盤の関節を安定化させる二次的な役割を持ちます。

 

スイング軸を安定させるための絶対条件

 

スタビライゼーションでは、体幹を安定させるために
主としてインナーマッスルの鍛え方、
補助的にアウターマッスルの鍛え方を紹介していきます。

体幹のインナーマッスルには
腹横筋、横隔膜、多裂筋、骨盤底筋群
4つの筋肉があることはお話ししました。

これらはそれぞれが連動して働くため、
総称してインナーユニットと呼びます。

このインナーユニットが機能することで
骨盤が安定し、ポッコリお腹や尿漏れが改善し、呼吸も楽になり、
腰痛や肩痛も予防できるようになります。

インナーユニットには姿勢を正すだけでなく、
呼吸や排泄コントロールの役割もあることがいえます。

さて、多くの方はこのインナーユニットを鍛えようとすると
誤った筋肉、多くの方はアウターマッスルを鍛えてしまいます。

なぜならアウターマッスルの方が大きく、
力を入れる意識がしやすいからです。

インナーマッスルを鍛えるには
アウターマッスルを緩める意識が大切になります。

たとえば、後ほど解説するドローインという運動を行いなが
しゃべることは初めのうちは難しいと言われていますが、

しゃべれないということは呼吸が止まっている証拠です。

これは、アウターマッスルの緊張により
胸式呼吸ができていないということを意味します。

腹横筋だけでなく、インナーユニットのすべてにおいて、
適度な緊張を保ちながら動作を行うことが可能です。

その際、その動作はガチガチにならず、
むしろしなやかで安定した動きになるはずです。

それにはインナーユニットが適切に働きながらも
アウターマッスルが補助的に安定性に貢献する必要があります。

体幹の安定性におけるこの補助的なアウターマッスルの
緊張パターンは4通り(前斜系、後斜系、深縦系、外側系)存在します。

それぞれ対角に伝達される緊張パターンであり、
日常生活動作、スポーツ動作のほとんどに
このような伝達パターンが用いられます。

正しい姿勢、正しい動作を行うことは美しさにもつがなります。

大変重要ですので、口をすっぱくして言いますが、
インナーユニットを鍛えるにはアウターマッスルは緩める必要があります。

まずはアウターを緩めたうえでインナーユニットを鍛え、
次にアウターユニットを鍛えるという順番を必ず守りましょう。

スタビライゼーショントレーニングも
ストレッチポールを使用したベーシックセブンやストレッチ同様、
毎日続けてみてください。

 

 

 

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