基本構造として人体を支えているものが、骨格です。
ゴルフに関するところで述べるとするならば、
12対の肋骨は、関節で脊柱と連結しており、
胸の中心にある胸骨とは軟骨で繋がっています。
呼吸の際には軟骨が収縮・拡張することでその機能を確保しています。
また、脊柱は24個の椎骨が頸部から胸部、腰部にかけて
緩やかなS字カーブを描いており、
骨盤は腸や泌尿器、生殖器など腹部にある臓器を保護しています。
※脊柱、骨盤については次ページ以降で解説いたします。
ヒトの骨格を大別すると、体軸骨格(たいじくこっかく)と
体肢骨格(たいしこっかく)に分けられ、
体軸骨格として、頭がい骨、脊柱、胸郭(肋骨)があり、
体肢骨格には肩甲骨や骨盤があります。
このことからも、脊柱、胸郭、骨盤を含む体幹は、
上半身と下半身をつなぐように存在していることがわかります。
また、骨格は骨単体で形成されているのではなく、
骨と骨をつなぐ関節や、周辺の筋肉により支えられることで、
常に一定の姿、状態を保持することができています。
つまり、正しいスイング動作やアドレス時の姿勢を改善するということは
日頃の姿勢の在り方を改善するという事であり、
同時にそれは、身体の骨配列やその周りの筋肉や関節についても
調整してあげる必要があるという事です。
[…] 骨格は、骨と骨をつなぐ関節や周辺の筋肉により支えられており、 関節は関節包という骨膜から続く結合組織により包まれています。 […]