スイング軸となる体幹を構成するアウターマッスルの役割

 

スイング軸となる体幹を構成する筋群の中でも解説しましたが、

インナーユニットの外側にはアウターマッスルが存在し、
これらのアウターマッスルは大きな力を生み出したり、
動作を遂行するうえで重要な筋肉です。

インナーマッスル=長時間働き続けて、姿勢を維持する
アウターマッスル=瞬発的に働き、大きな力や動作をつくりだす
インナーマッスルとアウターマッスルには、
明確な役割と機能の違いがありますが、

現代の私たちの生活環境により、インナーマッスルの機能は低下し、
本来のはたらきである、姿勢を維持するという基本機能を
全うすることができていません。

これにより、弱くなったインナーマッスルの機能を補てんしようと、
アウターマッスルが本来の役割外の機能を果たそうと動きます。

つまり、アウターマッスルは
インナーマッスルの代わりに姿勢を保持しようとするため、

本来、瞬間的に機能するはずのアウターマッスルが常に緊張状態になります。

しかしながら、アウターマッスルは元来疲れやすい筋肉であるため、
長時間姿勢を維持するようなインナーマッスルのはたらきを続けることで、

過度な緊張状態が続き、痛みを生じ、腰痛や肩こりの原因の一つとなります。

このようにインナーマッスルの機能弱化が現代を生きる私たちの身体に
大きな変化と代償を与えています。

ゴルフにおけるしっかりしたスイング軸やアドレスの姿勢を構築する前に、
まず体幹部の深層筋、インナーマッスルの正常な機能回復は

ゴルファーであり、現代を生きる私たちにとっては
避けることができない課題であるとも言えます。

 

外腹斜筋

 

外腹斜筋

側副で最も表層にある筋で、背中側の後方部は広背筋に覆われています。
腹直筋と同様の働きに加え、脊柱を横に曲げる働きや
反対側にひねる(=左へひねる動作の場合に右側の外腹斜筋が使われる)働きもあります。

ゴルフスイングにおいては、テイクバックで右にひねる時には左側の外腹斜筋、
インパクト以降、左にひねる時には右側の外腹斜筋が使われます。

 

内腹斜筋

 

内腹斜筋

外腹斜筋の深層にある筋で、扇状の筋繊維が外腹斜筋と直角に位置します。

外腹斜筋や腹横筋と内臓を収める腹腔壁を形成し、
主に脊柱を横に曲げる働きや回旋時に働きます。

外腹斜筋の動きとは異なり、動作と同じ側の筋が働くため、

ゴルフスイングにおいては、テイクバックで右にひねる時には右側の内腹斜筋、
インパクト以降、左にひねる時には左側の内腹斜筋が使われます。

 

腹直筋

 

腹直筋

お腹の前面にあり、一般的に『腹筋』と言われる筋で、
脊柱を前方に丸める時の主力筋で内臓を保護する役割もあります。

腹直筋の筋腹は4~5段に分かれており、
その境目の線を腱画といいます。

ゴルフスイングにおいて背中を丸める動作はないが、
インパクト以降、身体が起き上がらないためには
この腹直筋の働きによりスイング軸の角度を一定に保つ必要があります。

 

広背筋

 

広背筋

背中の下から脇の下にかけて広がる、人体で最も面積の大きい筋で、
主に腕を前方や上方から引く働きがある。

男性が憧れる『逆三角形ボディ』を形成するのも、この広背筋。

 

脊柱起立筋

 

脊柱起立筋

主に背中をそらす働きがあり、回旋時には使われません。
過度に働かせすぎると反り腰になるため、注意が必要です。

重力に抗するあらゆる動きで使われることから、
『抗重力筋』に分類され、
背中を丸める作用のある拮抗筋の腹直筋(非重力筋)よりも
日常生活での使用頻度が高い。

したがって、筋としての持久力が求められる部分であり、
遅筋繊維の比率が腹直筋より高いのが特徴。

 

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