日本オープン初優勝!松山英樹のウィキペディアにも載っていない『歴史的快挙』とは?

日本オープン初優勝!松山英樹のウィキペディアにも載っていない『歴史的快挙』とは?

 

松山英樹選手が国内4大メジャー大会のひとつ、日本オープンで初優勝しました!

松山選手、おめでとうございます!

『怪物』と言われる松山選手が母国日本で怪物ぶりを発揮してくれたことは、ファンとしてもとてもうれしいですね!

 

さて、これまで『怪物』と言われてきた松山選手のこれまでの実績をみると、どれだけ日本国内でずば抜けている存在か、以前からどれだけ世界で注目されてきたか、その『怪物度』がわかります。

 

しかし、そんな松山選手の輝かしい実績の中には、あのウィキペディアにすら紹介されていない『歴史的快挙』があることをご存知でしょうか?

これは同じ日本人として看過するわけにはいきません!

ウィキペディアに対しても、『ある行動』を起こすことを決意しました。

 

というわけで、今日は日本国内であまり語られていない松山英樹選手の『歴史的快挙』についてお話ししたいと思います。

 

松山英樹選手の生い立ちとこれまでの戦績

松山英樹選手は愛媛県松山市出身、1992年2月25日生まれの24歳!

ゴルフの名門、東北福祉大学出身。

大学時代にはアマチュアゴルファーとして活躍しました。

 

2010年にはアジアアマチュアゴルフ選手権で優勝し、翌2011年にはアジアアマチュアゴルフ選手権で優勝し2連覇を達成!

この実績が評価されてアメリカ4大メジャー大会のひとつ『マスターズ』にアマチュア選手として招待され、日本人最年少マスターズ予選通過者(当時19歳)となっただけでなく、マスターズ ローアマチュアを獲得!

 

翌2012年もアマチュア選手としてマスターズに出場し2年連続のローアマチュア獲得を目指すも54位で予選落ち。

悔し涙の記者会見は今でも見ていて胸が苦しくなります。。。

 

2013年 プロ転向。

プロ1年目の『ルーキーイヤー』に史上最多タイの4勝をあげ、史上最速16試合での年間獲得賞金2億円突破し国内の賞金王タイトルを獲得。

プロ転向したこの年からは日本国内だけでなく戦場を世界に広げ、わずか7試合の米ツアー出場で獲得賞金額をツアーメンバーのランキング105位に
相当する77万1640ドルを稼いだことで、10月に開幕する来シーズンのPGAツアー参戦が決定!

 

2014年 メモリアル・トーナメントで優勝し、PGAツアー初優勝!

2016年 フェニックス・オープンで優勝して、PGAツアー2勝目!!

そして昨日10月16日に、日本オープンゴルフ選手権競技で優勝して国内初のメジャータイトルを獲得しました。

 

ウィキペディアで語られていない世界ランキング1位が示す『怪物度』

松山選手がアマチュアとして活躍していた2012年、彼は世界ランキング1位のタイトルを獲得しています。

これはプロとしての実績ではなく『アマチュア世界ゴルフランキングの1位』です。

 

日本人としてアマチュア世界ゴルフランキング1位になったのは、過去も現在も松山英樹選手ただ一人です。

 

この実績がどれほどの偉業であるか、日本のメディアではあまり語られたことがありませんので、あらためてアマチュア世界ゴルフランキング1位ということがどれほど難易度が高く価値あることかをお話ししたいと思います。

 

アマチュア世界ゴルフランキングは全英オープンの主催者であり、アメリカとメキシコ以外のゴルフを管轄する組織であるR&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セント・アンドリュース)によって創設されたシステムで、世界各国の選手の実力を示す指標としてこのアマチュア世界ランキングが導入されました。

 

このランキングは、アマチュアの試合とアマチュア選手が出場した2600以上の試合がポイント加算の対象となります。

対象期間は直近の52週間、約1年間の戦績のみで運営されてきましたが、2016年から104週に変更となりました。

松山英樹は2012年8月1日までの1年間で一番高い平均ポイントを獲得したことで、アマチュア世界ランク1位に輝きました。

 

この世界ランキングシステムが導入された2007年以降、アマチュア世界ランク1位になった選手はわずかに29名だけ!

この29人の中には、現在世界のトップで活躍しているJ・スピース、R・ファウラー、R・マキロイが名を連ねる一方で、松山英樹選手もここに名前を載せたのです。

 

松山選手のアマチュア時代は日本を主戦場としており、日本で戦う選手にとってはアマチュア世界ランクに名前を載せるどころかポイントを稼ぐことすら非常に困難でした。

主な理由は2つあります。

  1. 日本国内には世界ランキングの対象試合が少ない
  2. 日本国内の試合は、世界ランキングのポイント計算のランクが低い

 

1つ目のランキング対象試合が少ない点について、世界アマチュアゴルフランキングによると、2012年には日本のアマチュアの試合で世界ランキングの対象となったのはわずか25試合しかありませんでした。

2016年現在はさらに少なくなって20試合!

ランキングの対象試合が少ないということは、調整や他試合に出場してしまうことでランキングポイントを稼ぐことが困難になることを意味します。

一方、アメリカでのアマチュアの試合964試合もありますw!

 

このように日本のアマチュア選手にとっての競技環境は、アマチュア世界ランキングのポイントを稼ぐ機会が極端に少なく不利な環境と言わざるを得ません。

 

さらに獲得したポイントはストレングスレベルといって出場した試合の『格』によって差があり、日本国内のアマチュアの試合は決して高い格付けがされていません。

 

このストレングスレベルは各試合でAからGまでのランクに分けられていて、その上にエリート(Elite)、そしてプロ(Pro)というレベルがあります。

日本のアマチュアの試合はこのストレングスレベルが異常に低い!

先ほどの2012年に開催された日本国内のアマチュアの試合を見ると、4試合のみCランクで残りはすべてFランク。

※2012年はアメリカではエリートが全米アマの1試合、Aが23試合、Bは56試合!

 

つまり、日本国内のアマチュア選手にとってランキング対象となる試合が少ないだけでなく、日本国内の試合はストレングスレベルが低いため獲得できるポイント自体も低くなるので、他国の選手と比べてランキングポイントの獲得が非常に困難といえます。

 

わかりやすくドラクエでいうと、スライムだけを倒してお金を貯めて『はやぶさの剣』を買うくらい大変ということです!

日本オープン初優勝!松山英樹のウィキペディアにも載っていない『歴史的快挙』とは?

スライム無双でアマチュア世界ランク1位は不可能…w。

 

では、このようなアマチュア選手にとって決して恵まれているとは言えない競技環境の中で、松山英樹選手はどのようにしてポイントを積み重ねてアマチュア世界ランク1位になることができたのでしょうか?

 

それは、あまりに規格外な方法でした。

  • プロの試合で活躍したことでさらに格上の試合に推薦出場した
  • アマチュアの世界レベルの大会に出場して好成績を残した
  • 日本の中でも数少ない、ポイントが高めの試合で好成績を残した

 

松山英樹選手が世界ランク1位になるまでの過去1年間に出場した試合の結果は以下のとおりとなっています。

集計週 試合名 SL 結果
2011/34週 世界大学ゴルフ選手権 B 男子個人金メダル/団体金メダル
2011/35週 日本学生ゴルフ選手権競技 C 優勝
2011/40週 アジアアマチュアゴルフ選手権 Elite 優勝
2011/42週 日本オープンゴルフ選手権競技 Pro 44位タイ
2011/46週 三井住友VISA太平洋マスターズ Pro 優勝
2011/47週 ダンロップフェニックストーナメント Pro 43位タイ
2011/48週 カシオワールドオープンゴルフトーナメント Pro CUT
2011/49週 ゴルフ日本シリーズJTカップ Pro 21位
2012/02週 ソニーオープン・イン・ハワイ Pro CUT
2012/14週 マスターズ Pro 54位タイ
2012/17週 ボナラック・トロフィー A アジア・パシフィック代表チーム
2012/25週 ミズノオープン Pro 43位タイ
2012/27週 日本アマチュアゴルフ選手権 C マッチプレーベスト16
2012/29週 ネイバーズトロフィーチーム選手権 C 日本代表チーム
2012/30週 サン・クロレラ クラシック Pro 2位タイ

 

Elite、Proレベルの試合に10試合出場し、優勝3回。

CUTは2回だけで、出場した試合では確実に結果を残すことでポイントを稼ぎました。

 

松山選手の強さをもう一度ドラクエで例えていうなら、布の服とこん棒だけの装備でボストロールをボコボコにして倒しまくっているくらい考えられないことです。

このたとえ話がわからない人は、『すごいんだなあ。』というイメージでいてくださいw。

 

このようにどう見ても不利といえる環境でありながら世界ランク1位になった日本人選手は過去に例がないため、『歴史的快挙』以外のなにものでもありません。

さらに前述のとおり、2011年にはアマチュアとしてマスターズに参加してローアマを獲得、その翌年の2012年にもアマチュアとしてマスターズに出場していることから、アマチュア時代からすでに世界トップクラスだったことは間違いありません。

 

プロになってもやっぱりスゴイ!松山英樹選手の記録あれこれ

今年、松山英樹選手は3年連続3回目となるツアーチャンピオンシップに進出しました。

3年連続ツアーチャンピオンシップに進出したのは世界でたった10人のみ。

その顔触れも、

  • ローリー・マキロイ
  • ジミー・ウォーカー
  • マット・クーチャー
  • ケビン・ナ
  • ジェイソン・デイ
  • ジョーダン・スピース
  • ババ・ワトソン
  • ダスティン・ジョンソン
  • パトリック・リード

と一流の選手ばかりで、この中に松山英樹選手の名前があるだけでワクワクします!

 

プロになってからも記録づくめとなり、もはや日本人が誰も踏み込んだことがない世界に飛び込みつつありますが、ここでは今年2015-16シーズンの松山選手の活躍と記録に注目したいと思います。

 

日本人史上初の3年連続3回目のツアーチャンピオンシップ出場

ポイントランキングの上位30名のみが出場できるのがツアーチャンピオンシップです。

これまでツアーチャンピオンシップに出場した日本人選手は松山英樹を丸山茂樹、今田竜二を含めて3名だけ。

丸山茂樹は2回(2004年/2002年)、今田竜二は1回(2008年)となっています。

 

そのため今年で3回目の出場となった松山英樹はツアーチャンピオンシップ日本人最多の出場回数を記録しました。

 

日本人2人目のPGAツアー複数回優勝(2014年/2016年)

これまでPGAツアーで優勝したことがある選手は松山英樹選手を含めて4名のみ。

丸山茂樹が3勝(2001年/2002年/2003年)、青木功が1勝(1983年)、今田竜二が1勝(2008年)となっており、複数回優勝したことがあるのは丸山茂樹だけ。

松山英樹は日本人2人目のPGAツアー複数回優勝者となりました。

 

 中嶋常幸に続く日本人2人目となる4大メジャー全てでのトップ10

これまで四大メジャー全てトップ10フィニッシュをしたことがあるのは中嶋常幸だけ。

松山英樹は全米オープンは2013年に10位タイ、全英オープンは2013年に6位T、マスターズは2015年に単独5位、2016年に7位タイ、全米プロゴルフ選手権は2016年に4位タイの成績を残し、これですべての4大メジャーでトップ10フィニッシュをした2人目のプレイヤーになりました。

 

日本人歴代2位となる4大メジャーのトップ10回数(5かい)

日本人初のこの記録を作ったのは青木功さんで全米オープン1980で2位、全英オープン1978、1979、1988年でいずれも7位T、全米プロゴルフ選手権1981で4位タイに。

松山英樹は松山英樹は全米オープンは2013年に10位タイ、全英オープンは2013年に6位タイ、マスターズは2015年に単独5位、
2016年に7位タイ、全米プロゴルフ選手権は2016年に4位タイの成績を残し、トップ10の回数は通算5回で歴代2位に

ちなみに、日本人歴代最多は中嶋常幸の6回ですからまだまだ若い松山選手が記録を更新する可能性は十分あります!

 

日本人初のシーズン獲得賞金400万ドル(4億円)突破

2014-2015シーズンに松山選手自身が作った日本人最高額の375万8619ドルを更新して419万3954ドル(約4億2000万円)になり、400万ドル突破はもちろん日本人初!

 

 PGAツアーの賞金ランキングで日本人初のトップ10&日本人最高位の9位に

これまでの日本人選手のPGAツアー賞金ランキングでの最高位は2008年の今田竜二の13位(302万9363ドル)。

松山英樹自身のキャリアベストは2015年の15位(375万8619ドル)でしたが、2016年の松山英樹は自己ベストと歴代最高位ともに塗り替える賞金ランキング9位に。

 

 フェデックスカップ(FedExCup)ランキングで日本人歴代最高位となる13位に

フェデックスカップ(FedExCup)のこれまでの日本人最高位は昨年の松山英樹選手自身が記録した16位。

2016年に13位となったことでキャリアベストを更新しただけでなく、日本人最高位も更新。

松山英樹以外では今田竜二が20位となったのが最高。

 

日本人史上最速でPGAツアーの獲得賞金1100万ドルを突破

ドイツバンクチャンピオンシップ2016を終了した時点でPGAツアーの生涯獲得賞金が1100万ドル(約11億円)を突破し、シーズン終了時点でのPGAツアーの獲得賞金は1148万523ドル(1ドル101円:11億5900万円)になりました。

松山英樹の1100万ドル突破は日本人歴代最速、最年少記録!

ちなみに、現在の日本人選手の生涯獲得賞金のトップが丸山茂樹の1380万9170ドルで232万8647ドル差ですから、こちらも記録更新はおそらく時間の問題でしょう。

 

さらにフェデックスカップ(FedExCup)プレーオフのボーナス賞金が2014年に28位で18万5000ドル、2015年は16位で24万5000ドル、2016年は13位で28万ドルの合計71万ドル。

タイガー・ウッズの招待試合で世界ランクの対象トーナメントであるヒーローワールドチャンレジは2014年が10万9000ドル、2015年が10万2500ドルで合計21万1500ドルを獲得しています。

そのため1148万523ドルに92万1500ドルを加えると、1240万2023ドル(12億5300万円)を賞金として獲得したことになります。
さらに日本ツアーの獲得賞金も加わります。

なお、日本国内ツアー(JGTO)でも2013年に1億5586万0333円、2014年に4277万円、2015年に1816万円を獲得し、国内のわずか17試合で2億1679万0333円を稼いで14億6900万円は突破しています。

またタイガー・ウッズが招待するヒーローワールドチャレンジにも3年連続で招待される可能性が高く、出場すれば年内には生涯獲得賞金15億円突破が視野に入ってきます。

 

記録がありすぎて、まさに『怪物』感がハンパなくなってきていますw。

 

日本オープン初優勝!松山英樹の『歴史的快挙』のまとめ

松山英樹選手のアマチュア世界ランク1位という輝かしい実績を、ウィキペディアや日本のメディアがなぜもっと取り上げないかは依然として謎が残ります。

なぜなんでしょうねー??

もっと松山選手の実績をみなさんに広く知っていただきたかったので、ウィキペディアの松山英樹選手のページを編集しておきました。

松山英樹選手のアマチュア世界ランク1位の実績をウィキに追加しておきましたw

松山英樹選手のアマチュア世界ランク1位の実績をウィキに追加しておきましたw

 

日本オープンを制した翌週は、いよいよ開幕2戦目のPGAツアー出場です!

これからも世界で活躍する松山英樹選手を応援していきたいと思います。

 

それでは今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

日本オープン初優勝!松山英樹のウィキペディアにも載っていない『歴史的快挙』とは?

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