傾斜やバンカーでのショットを安定させるバランスディスク

傾斜やバンカーでのショットを安定させるバランスディスク

 

言わずと知れた古典的なバランストレーニングですが、
大変優れたトレーニング方法です。

通常、物体はその重さを支える面積が大きいほど
その重量を安定して支えることができます。

また、その重さを支える高さ、重心が低ければ低いほど
安定してその重さを支えることができます。

翻ってこれを私たちヒトに置き換えて考えてみた場合、
私たちは2本の脚で重さを支えています。

そして、その重さを支える面は足の裏であり、
その面積はお腹の断面積よりも小さく、

また、地面から90cm(第2仙椎の高さ)近く離れたところで
何十キロという重さを支えていることになります。

このようなことから、
2本の脚で立つということ自体、不安定な状態であり、
その状態を長時間強要する不安定な環境で生活しています。

そして、この不安定な状態の中で、
重さを支える面の小さい2本脚で立つためには
重心の位置を2本の脚の中心に持ってくる必要があります。

普段、我々が比較的楽に立っていられるのは
まさに重心の位置を重さを支える面の中心の辺りに置いているからです。

『辺り』と書いたのは、ど真ん中に位置し続けることが不可能だからです。

つまり、ヒトは常に揺れているのです。

試しにテーブルの縁にお腹でも腰でもいいので
5ミリ~1センチぐらい離して立ってみてください。

接触しそうになったり、離れてしまったり、
ピタリと止めるのが難しいことがよくわかります。

ショットを打つ際に身体が揺れていては
芯に当てるのが難しくなるのは当然です。

バランスディスクを使ったバランストレーニングは
この揺れを限りなく小さくするために行います。

 

 バランスディスクを使用したトレーニングを行う前に

 

<注意>

●以下でご紹介するエクササイズは、
すべてドローインの状態で行います。

●前後左右に障害物がない事を確認してから行ってください。

●バランスディスクの上は非常に不安定な状態になるため、
これらのエクササイズを行う際には無理して立ち続けないで下さい。

こちらの動画の中でエクササイズを行っている
加藤陽二郎プロは抜群のバランス能力ですので、

下でご紹介する一連のエクササイズを行う約3分間で、
一度も脚を着くことなくコンプリートしていますが、
(はじめに少しふらっとしましたが(笑))

『あぶない!』と思ったら、すぐにエクササイズを中断してください。
バランスを崩した際に無理に立て直そうとしないことが大切です。

姿勢が崩れたと感じたらすぐにおります。
その際、きちんとディスクの真ん中に足を置きましょう。

ほんのわずかなバランスの乱れを察知した時に
その場で体勢を整えることが、このエクササイズの効果を高めます。

●どうしてもバランスディスクの上に
片足で立つことが困難な方は、

ディスクがない状態で片足で立ち、
下でご紹介する一連のエクササイズを行ってください。

ディスクがなければバランス力をアップさせるための
トレーニングができない訳ではありません。

冒頭でお話ししたように、
2本の脚で立つ事は不安定な動作であり、

片脚で立って以下のような運動を
することでも一定の効果はありますので、

あわてずに少しずつステップアップしていきましょう。

●このエクササイズで使用するボールの大きさは
片手で持てるくらいの大きさのものが望ましく、

500g前後(500mlのペットボトル1つ分)くらいの重さのもので構いません。

ボールがなければ片手で持てるくらいのものであれば
なんでも代用は可能です。

ただし、あまり重い物より軽い物の方が難易度が高く効果的です。

 

バランスディスクを使用したバランス力を強化するトレーニング

頭の上でのボール回し

 

はじめにバランスディスクの上で片足で立ち、
ボールを頭の上で時計回りに10回ほど回すように
両手で受け渡します。

片側だけでは均整がとれないため、
10回行った後は、同じく反時計回りでも10回行います。

 

このトレーニングの目的、ねらい

 

このエクササイズでは頭の上でボールを回して、
重心を高い位置に持ってくることで
重心の位置をコントロールする能力を身に付けます。

そのために必要な各関節のインナーマッスルのトレーニングと、
反射反応速度の向上を狙っています。

また胸椎が伸展した状態でバランスを取る練習にもなります。

 

このトレーニングで意識するところ

 

姿勢を保つことが大切です。
特に背中が丸くならないように気を付けます。

背中が丸い状態で行うと肩を痛める可能性があります。
また、膝や股関節は軽く曲げ、関節を固めないようにします。

 

お腹の前後でボール回し

 

次は、バランスディスクの上で片足で立ちながら
ボールをお腹の前で左右に回すエクササイズです。

時計回りで10回行った後に、
反時計回りでも10回行います。

 

このトレーニングの目的、ねらい

 

このエクササイズの目的も、上のエクササイズ同様で
各関節のインナーマッスルのトレーニングと、
反射反応速度の向上を狙っています。

ただ、上のエクササイズより重心の位置を少し下げています。
重心の位置が下がり少し簡単になったように感じますが、

手の位置によるバランス補正ができなくなることにより
体幹の重心位置が重要になります。

 

このトレーニングで意識するところ

 

背骨はニュートラルの位置を保ちます。
股関節や膝は軽く曲げた状態でドローインを保ちます。

脚は揺れてもいいですが、
体幹はピタリと止まるように意識しましょう。

 

上げている脚の上下でボール回し

 

次は、上げている脚の上下でボールを回すエクササイズです。

こちらも時計回りで10回行った後に、
反時計回りでも10回行います。

姿勢は動画の加藤プロのように
膝と股関節を深く曲げ、腰は軽く曲げます。

このエクササイズでは脚の上下でボールを回して
重心をさらに下げることで、

股関節や膝を深く曲げた状態になるため、
足まわりの筋群による重心コントロールが重要となります。

 

このトレーニングの目的、ねらい

 

足まわりの筋群の反射反応速度を高め、
どのようなライからでも姿勢を崩さない能力を身に付けます。

また、これらの筋群(腓骨筋群や脛骨筋群、足趾筋群など)は
反力を膝関節に伝達したり捻挫を予防したりするのに重要です。

 

このトレーニングで意識するところ

 

姿勢をなるべく一定にし、
足の関節をあまり固定しないように気を付けます。

ここまで終わりましたらバランスディスクの上で
立っている側の脚を変えて
上の一連のエクササイズを同様に行います。

脚を変えて両側で行うことで
左右で均整のとれたバランス力の向上を目指して

あらゆる傾斜や足場の悪いバンカーなど
不安定なライからのショットに対する苦手意識を克服しましょう!

 

傾斜やバンカーでのショットを安定させるバランスディスク

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