みなさん こんばんは!
気が付いたらここ2週間以上、寒くてゴルフ練習場に行って練習していません。
寒いから毎日室内でパター練習を10分くらいやっているのですが、こどもたちが邪魔しに来てボールを隠されるので10分が限界です。。。
春先のさわやかゴルフに向けて、そろそろリハビリを開始しないといけません。。。
さて、今週末もPGAツアー ホンダクラシックはありますが、気が付けば年に一度のゴルフの祭典マスターズまで残すところあと1か月ちょっと。
マスターズトーナメントは1年に4回開催される4大メジャー大会のひとつですが、この大会の成り立ちや伝統などを考えると、明らかに他のメジャー大会とは趣が異なる非常におもしろい大会です。
今回はゴルファーの方やゴルフを始めたばかりの初心者さんだけでなく、ゴルフをやらない方、ゴルフのことがわからない方にもマスターズトーナメントを楽しむためのみどころや魅力をお伝えしていきたいと思います。
Contents
- 1 ゴルフの祭典 マスターズとは?
- 2 2016年 マスターズへの出場資格と出場選手
- 3 マスターズで生まれた記録
- 4 2016年マスターズのみどころ
- 5 2016年マスターズ大会日程と放送スケジュール
- 6 オーガスタナショナルコースの特徴
- 7 マスターズの開催地 オーガスタナショナルGCを徹底解説!
- 7.1 もう祈るしかない!アーメンコーナーは緊張感MAX!!
- 7.2 オーガスタナショナルのコースレイアウトと見どころを動画で解説
- 7.2.1 11番ホール 505Y PAR4 ホワイトドッグウッド(白いハナミズキ)
- 7.2.2 12番ホール 155Y PAR3 ゴールデン・ベル(スイセン) 難易度4位
- 7.2.3 13番ホール 510Y PAR5 アザレア(ツツジ)難易度18位ともっともやさしいが…
- 7.2.4 14番ホール 440Y PAR4 チャイニーズ・ファー(もみ)
- 7.2.5 15番ホール 530Y PAR5 フィレットホーン(トキワサンザシ)
- 7.2.6 16番ホール 170Y PAR3 レッドバッド(ハナズオウ)
- 7.2.7 17番ホール 440Y PAR4 ナンディナ(ナンテン)
- 7.2.8 最終18番ホール 465Y PAR4 ホーリー(セイヨウヒイラギ)
- 8 ゴルフの祭典 マスターズのまとめ
ゴルフの祭典 マスターズとは?
ゴルフでは年に4回、メジャー大会と言われる試合が開催されます。
全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権、そしてこのマスターズです。
他のメジャー大会は毎回開催コースが異なりますが、マスターズは毎年同じ会場のジョージア州 にあるオーガスタナショナルゴルフクラブで毎年4月2週日曜日が最終日として開催されます。
マスターズは、球聖と呼ばれる伝説のゴルファー、ボビー・ジョーンズの企画により1934年に開幕、今年で80回目を迎える伝統ある大会です。
2016年 マスターズへの出場資格と出場選手
マスターズへの主な出場資格
- 歴代優勝者 (生涯)
- 全米オープン優勝者(過去5年間)
- 全英オープン優勝者(過去5年間)
- 全米プロゴルフ選手権(PGA選手権)優勝者(過去5年間)
- 前年マスターズ大会12位以内(タイを含む)入賞者
- 前年全米オープン4位以内(タイを含む)入賞者
- 前年全英オープン4位以内(タイを含む)入賞者
- 前年PGA選手権4位以内(タイを含む)入賞者
上のような出場資格からマスターズは、過去のメジャー大会優勝者や上位入賞者といった偉大な実績を残した選手たちが一堂に会する大会であり、 まさにゴルフのオールスターゲームと言えます。
また、大会前日のパー3コンテストのような前夜祭的なイベントがあったり、アーノルド・パーマー、ゲーリー・プレイヤー、ジャック・ニクラスのBIG3と呼ばれる往年のプレイヤーたちによる始球式で大会がスタートするのも、マスターズがオールスターゲームと言われる所以です。
マスターズで生まれた記録
タイガー・ウッズの記録に並んだ最少スコア
帝王ジャック・ニクラスの最多優勝回数6回の他、偉大な選手たちの記録が数多くありますが、記憶に新しいところでは前回大会で優勝した世界ランク1位のジョーダン・スピースは大会4日間72ホール通算の最少スコア270をマークし、1997年のタイガー・ウッズの記録に並んびました。
3日間54ホールの最少スコアも記録!
ちなみにスピースは前日の3日間までの54ホールでも歴代最小スコアの200をマークしており、これも大会記録として刻まれています。
史上5人目の完全勝利!!
2015年大会で優勝したジョーダン・スピースは予選初日から4日目最終日までの4日間、1度も首位から陥落することなく首位を守り続けて完全優勝を達成。これは1941年のクレイグ・ウッド、60年のアーノルド・パーマー、72年のジャック・ニクラス、76年のレイモンド・フロイドに次ぐ史上5人目の快挙となりました。
J・スピースの最年少記録は2位!
ちなみにこの時、スピースは21歳9か月だったためタイガー・ウッズがもつ21歳3か月の最年少優勝を破ることはできませんでしたが、セベ・バレステロスがもっていた23歳4日の記録を抜き、最年少記録は2位になりました。
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”nakayama.jpg” name=”なかやま”]上の数々の記録を見てわかる通り、前回大会は21歳のジョーダン・スピースがショットもパットも圧倒的な強さを見せつけた大会となりました。今大会もスピースの活躍は見逃せないところではありますが、次からはまだまだたくさんあるマスターズの見どころについてお話ししていきます。[/speech_bubble]
2016年マスターズのみどころ
松山英樹をはじめとする日本人選手の活躍に期待!
昨年は松山英樹が歴代日本人最少スコアの11アンダーを記録して5位になりおおいに盛り上がりましたが、日本人選手最高位は2001年伊沢利光、2009年の片山晋呉の4位。
今大会ではさらに上位入賞を目指してがんばってほしいところです!
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”nakayama.jpg” name=”なかやま”]ゴルフの試合は基本的に木・金が予選ラウンド、土・日が決勝ラウンドとなり、予選通過は当然狭き門になります。順位はともあれ世界の一流選手たちが集まるメジャー大会を4日間戦い抜くこと自体が容易ではありません。でも、がんばれ!![/speech_bubble]
さらに、松山英樹はフェニックスオープンで優勝した次の試合の優勝予想ランキングでは1位を獲得し大きな注目を集めています。
また、先日行われたAT&Tペブルビーチナショナルプロアマでは唯一の日本人選手だった岩田寛が5位に入るなど、ここに来て日本人選手たちの活躍は世界中で注目されています。
世界中が注目!史上6人目のキャリアグランドスラム
現在世界ランク3位のロリー・マキロイが現在史上6人目のキャリアグランドスラムに王手
- 2012年 全米オープン
- 2012年 全米プロゴルフ選手権
- 2014年 全英オープン(全米プロゴルフ選手権も優勝)
過去のキャリアグランドスラム達成者
- ジーン・サラゼン(英: Gene Sarazen、アメリカ、1935年)
- ベン・ホーガン(英: Ben Hogan、アメリカ、1953年)
- ゲーリー・プレーヤー(英: Gary Player、南アフリカ、1965年)
- ジャック・ニクラス(英: Jack Nicklaus、アメリカ、1966年)
- タイガー・ウッズ(英: Tiger Woods、アメリカ、2000年)
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”nakayama.jpg” name=”なかやま”]2000年のタイガー・ウッズ以降、キャリアグランドスラム達成者は出ていませんので、今大会でマキロイが優勝すればまさに歴史的快挙と言えるため、どのメジャー大会よりもマスターズにおけるマキロイの活躍は世界中のメディアが注目しています。[/speech_bubble]
2016年マスターズ大会日程と放送スケジュール
大会日程 4月7日(木)~4月10日(日)
放送スケジュール 未定(おそらくTBS系列)
オーガスタナショナルコースの特徴
背の高い木々に囲まれたこのコースは森を抜けてくる気まぐれな風をつくりますが、これらの風がぶつかり合うことでさらに風速、風向を読むことを困難にさせます。
また、フェアウェイにもアンジュレーション(傾斜)が多いため、これらの風を読み切って放たれたボールは選手たちが意図した場所とは全く違う場所に落ちることも多々あります。
オーガスタナショナルのグリーンは、ちょっとボールに触っただけで数ヤードもコロコロと転がってしまうだけでなく、グリーン面のアンジュレーション(傾斜)が強いところが多いため、選手たちは最後まで緊張感から解放されることがありません。
マスターズが開催される時期にはコース内にはゴルフ場とは思えないくらいの色鮮やかな花や木々が多くなり、選手たちの緊張をよそにギャラリーやTV観戦者たちの目を癒してくれます。
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”nakayama.jpg” name=”なかやま”]オーガスタナショナルの全ホールには、コースの通称として草花の名前が付けられているのも特徴です。[/speech_bubble]
マスターズの開催地 オーガスタナショナルGCを徹底解説!

オーガスタナショナルGC 全体図
もう祈るしかない!アーメンコーナーは緊張感MAX!!
オーガスタナショナルの11番ホールから13番ホールは、元は通称『運命の曲がり角』と呼ばれていましたが、いつからかそれはアーメンコーナー=最後は神に祈るしかないホールと呼ばれるようになりました。
ここからは、そのアーメンコーナーから最終ホールまでの10ホールのレイアウトとみどころ、攻めどころを解説します。
観戦時に実際にテレビなどで確認しながら観て頂くと、選手たちはホントにこんなところでゴルフをやってるんだあ、という臨場感も出てくるし、なにより今まで以上にドキドキしながら試合を楽しんでいただくことができると思います。
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”nakayama.jpg” name=”なかやま”]10番ホールから最終18番ホールは通称バックナイン、特に最終日の日曜日にはサンデーバックナインと言います。その大会の勝者を決める最終18番ホールにかけて否が応でも盛り上がりますので、忙しい方はここだけテレビで観ても損しませんよ![/speech_bubble]
オーガスタナショナルのコースレイアウトと見どころを動画で解説
マスターズが開催されるジョージア州オーガスタナショナルゴルフクラブの特徴やコースレイアウトがわかると、選手たちがどこで勝負を仕掛けるか、どこで一番プレッシャーを感じて、どこで崩れやすくなるのか、ということがわかり、俄然試合をエキサイティングに観ることができるようになりますよ!
また、動画でもオーガスタナショナルの美しさがおわかりいただけると思いますのでぜひご覧ください。
11番ホール 505Y PAR4 ホワイトドッグウッド(白いハナミズキ)
ティーショットは左右の林がプレッシャーをかけてくるホール。
2打目は右から左にかけてのフェアウェイの傾斜だけでなく、上空も右から左への風が吹くことが多いためボールは左に行きやすいが、グリーン左には池!
じゃ、右は安全かというと、2つの大きなマウンドが縦に並んでおり、手前のマウンドに落とすとマウンドの傾斜で池に直行!
とトラップだらけの11番ホールは、まさに『アーメン…』と言いたくなりますね。

どこまでも意地悪な11番ホール!
12番ホール 155Y PAR3 ゴールデン・ベル(スイセン) 難易度4位
12番ホールの敵はグリーン上空の風。
グリーン奥から吹く風だけでなく、おとなりの13番ホールからも風が吹くことでグリーン上空は風の渦ができて風の強さと向きが一定しないから、その難易度は相当なものです。
タイガー・ウッズも1999年にはこの風に泣かされ、川のど真ん中に落として呆然としていました。

風をどう読むかが勝負の分かれ目!それにしても美しいホールです。
13番ホール 510Y PAR5 アザレア(ツツジ)難易度18位ともっともやさしいが…
イーグルを狙える左ドッグレッグのこのホールは、オーガスタの中でも唯一のサービスホールとも言えます。
ただし、左からのアゲンストが吹き抜けているだけでなく、左前方の大きな木が視界を遮っており、まっすぐ突き抜けてしまえば林の中に行ってしまいますので、ティーショットのコントロールが要求されます。
ティーショットが上手く打てればグリーンに乗せるのは簡単に見えますが、やっぱりここでも風が邪魔をします。
2打目が成功して2オンしてもピン位置によってはこのホールのグリーンも安心できません。
2005年大会初日 タイガー・ウッズはピン奥につける2オンを成功させましたが、3打目になるイーグルパットはカップを通り過ぎてカップ向こうのクリークへ落ちてしまいました。
14番ホール 440Y PAR4 チャイニーズ・ファー(もみ)
アーメンコーナーが終わってひと安心、と言いたいところだけどそうはさせない14番ホール。
オーガスタナショナルの中で唯一バンカーが1つもないホールですが、左右に張り出した木々が空中のハザードになって視覚的なプレッシャーを与えます。
最も頭を悩ませるのがグリーン中腹から手前にかけての激しいくだりの傾斜で、間違えてグリーン奥に行ってしまえば返しのパットも超ハードになります。
2005年にはデビッド・トムズがグリーン上の傾斜の合間に落としたボールをパットするためアドレスに入ろうとしたところ、花道まで転がり落ちたくらいの激しい傾斜です。
15番ホール 530Y PAR5 フィレットホーン(トキワサンザシ)
最後のパー5となるこのホールでは、優勝戦線上の選手たちがイーグル、バーディーを狙ってきます。
左の林もフェアウェイまで突出しており、無事フェアウェイに落とせたとしても2打目はグリーン手前の大きな池が待ち受けているため、高度なコントロールが要求されるホールです。
16番ホール 170Y PAR3 レッドバッド(ハナズオウ)
170ヤードの池越えのパー3のこのホールではオーガスタ最多15個のホールインワンが出ています。
2012年に優勝したアダム・スコットはここでホールインワンを出しており、オーガスタナショナルの名物ホールのひとつと言えます。
縦に伸びる大きなグリーンは41ヤードありますが池に向かって傾斜しているため、ピン位置によっては落としどころがかなり限定され、ショットの精度が攻略のカギとなります。
2005年、このホールでのタイガー・ウッズの2打目となったこの場面は、まるでマンガのようですが今では彼の伝説のひとつとなっています。
ウッズが打ったボールは、打った方向とは全く別の方向に転がってカップ手前でボールが一旦止まりますが、最後のひと伸びでカップイン!!
あまりのエキサイティングなシーンに実況者も絶叫しています(笑)。
17番ホール 440Y PAR4 ナンディナ(ナンテン)
以前は、フェアウェイ左側にアイゼンハワーツリーと言われる巨木がありましたが、2014年2月に現地を襲った雪のため倒壊し、撤去されました。
これによりティーグランドからの視界が広がり打ちやすくなりましたが、難易度はそれほど変わらず決してやさしくなったとは言えません。
それでも最終ホールに向けて、このホールでバーディーを取って勢いをつけたいと考える選手は当然多いので終盤の見どころの1つです。
1988年には青木功選手がグリーン手前のバンカーからの3打目でチップインバーディー。
1989年には中島常幸選手が残り105Yからイーグルを出すなど、日本人にとって縁起がいいホールと言えますね。
最終18番ホール 465Y PAR4 ホーリー(セイヨウヒイラギ)
1打目は正面に見えるバンカー方向が目標になります。
2打目でグリーンを狙えるが10ヤードの打ち上げになっており、選手からはグリーン面が見えずフラッグしか見えないため正確な距離感が要求されるホールです。
グリーンは強い2段グリーン。
さらにグリーンの左右にはバンカーが口をあけて待っており、オーガスタは最後の最後まで選手たちの精神を蝕みます。
それでも最終ホールに相応しく、スタンドのパトロン(観客)たちが最後の決戦の場のグリーンに向かう選手たちを拍手で迎えます。
ゴルフの祭典 マスターズのまとめ
世界的なゴルフの名手、マスターズたちが一堂に会するこの大会は紛れもなくゴルフの祭典です。
今年のグリーンジャケットは誰の手に渡るのか?
キャリアグランドスラムを狙うR・マキロイか?
世界ランク1位のJ・スピースの2連覇か?
それとも、松山英樹が日本人初のメジャー制覇を達成するのか?!
4大メジャー大会の1つでありながら、これほど美しいコースを見せてくれる大会はマスターズだけです。
今年も見どころ盛りだくさんのマスターズを楽しみましょう!!
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